特集2 やってみたらすごかった―絶望からの逆転介入法
カードで意思表示をしてもらったら、衝動行為のコントロールにつながった
山岸 鈴子
1
,
阿部 雅弘
1
,
齋藤 泰子
1
,
佐々木 ルミ
1
1宮城県立精神医療センター
pp.36-39
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101076
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患者(Bさん)は、小学校在学時に統合失調症を発症、その後、入退院をくり返していました。自己表現が苦手であることも影響し、うまく感情や思いを表出できず、イライラして大声を発したり、暴力や衝動行為に至ってしまうようでした。
そこで、Bさんの感情と意思を伝達する手段として、色違いの3枚のカードを準備し、提供しました。
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