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シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
AD/HDにおける衝動性について
Impulsivity of AD/HD
飯田 順三
1
Junzo IIDA
1
1奈良県立医科大学医学部看護学科
1Nara Medical University School of Nursing, Kashihara, Japan
キーワード:
AD/HD
,
Impulsivity
,
Biological factors
,
ERPs
,
Parent training
Keyword:
AD/HD
,
Impulsivity
,
Biological factors
,
ERPs
,
Parent training
pp.81-89
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100379
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はじめに
近年,児童精神医学の分野では教育界のニーズに合わせるように注意欠陥/多動性障害(AD/HD)や広汎性発達障害に関心が向けられている。その中でもAD/HDは行動上の問題であるため目につきやすく,頻度も高いため注目される疾患である。また児童精神医学の中では比較的生物学的研究がよく行われている分野でもある。特に脳画像研究,遺伝学的研究,神経生理学的研究を中心に主に病因の探求が精力的に行われてきている。本稿ではAD/HDの衝動性に注目しながら概念,診断,症状評価,成因,治療などについて述べてみる。
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