特集2 やってみたらすごかった―絶望からの逆転介入法
白癬治療目的で足浴をしたら、精神の状態までよくなった
上原 美香
1,2
,
西岡 愛
1,2
1総合心療センターひなが
2社会保険中京病院
pp.32-35
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101075
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精神疾患を持つ患者さんは、他者からの働きかけを“自己への侵入”と認知することもあり、自身を守るために攻撃的な感情を表出し、行動に起こすことがあります。そのため看護師は、患者さんに対して身体的な処置をしたくても、なかなか介入できないというジレンマを感じることが多くあります。
今回、処置の全般を拒否する患者さんに足浴をおこなったところ、その後の処置を受け入れてもらえた症例を経験しました。患者-看護者関係の視点から振り返り、ここに報告します。
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