連載 木挽先生のすべらない精神科実習指導・4
「適切な距離をとる」とは、どのくらい離れること?
木挽 秀夫
1
1ケアネットホーム高畑
pp.100-101
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100956
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「適切な距離をとりましょう」。受け持ち患者さんとの対人関係がうまくいかない学生に対して、よく使われる言葉の1つです。
実習で、「患者さんから無視される」「拒否される」(これは学生の過剰反応であることが多い)、と相談してくる学生がいます。このようなとき、「適度な距離をとりましょう」「近すぎず遠過ぎない距離で見守りましょう」とアドバイスをしますが、これもまた、わかったつもりになりがちな難しい言葉だと思います。
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