特集 保護室がいっぱい
行って見て聞いた18病院の保護室
三宅 薫
1
1木更津病院
pp.2-47
発行日 2009年7月15日
Published Date 2009/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100618
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保護室は、現在の日本の精神科医療・看護においては不可欠であり、精神科医療者であれば、保護室に無関心な人はいないはずです。しかし、他の病院の保護室やそこで行われている看護については、自分で見学に行ったり、転職をしないかぎりは知ることができません。
そこで、私と共同研究者は、平成18年から各病院に足を運び、保護室の調査をさせていただくことにしました。主な調査内容は、「病棟および保護室の構造図」「保護室およびその周辺の写真撮影」「生活への援助の実際」「保護室についての看護師の意見」です。
病院でお話をうかがっているときも、学会で結果を発表しているときも、保護室についての情報は共有する必要性があることを強く感じました。そこで今回、平成20年2月までに調査した分を、『精神看護』誌において紹介していただくことになりました。
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