FOCUS
医療観察法病棟でもSSTが奏功している―セッションを通して対象者はこう変わった
廣田 英樹
1
,
益田 和利
1
1独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター(医療観察法病棟)
pp.68-76
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100403
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
平成17年、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(以下、「医療観察法」と略す)が施行された。
平成18年1月に独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センターにおいても、暫定病棟ではあるが16床の入院施設が設立された。精神障害があり、殺人、傷害、窃盗、性犯罪などの触法行為を行なった対象者が、地方裁判所で入院処遇の審判を受けて送られてくる。当センターの医療観察法病棟では、医師、看護師、臨床心理士、作業療法士、精神保健福祉士の5職種がチームを組み、共同作業により病気および触法行為に関する治療にかかわっている。
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.