焦点 教材としてのペーパーペイシェント(紙上患者)
自分の看護体験をバネに実践力をパワーアップしよう!
坪倉 繁美
1
1厚生労働省看護研修研究センター
pp.38-39
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100204
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入院の短期化が要求される時代の流れにあって,自分たちが行なったケアの効力について自信がもてなくなり,憤りさえ感じることが最近の臨床ではあるのではないだろうか。このような不安,自己効力感の低い状況をぜひとも回復していかなければならない。
さらに臨床において,看護師は専門家としての力を発揮して仕事をしたいと誰もが思っていると思う。その場合に,「このことは面白い」「我ながらいける」という充実感を伴った感覚,いわゆる仕事上の達成感や自己効力感をもつことが大切である。しかし,現場で生き生きと仕事を達成するにはそれなりの努力が必要である。
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