プラクティカル・メモ
バネ付き板を使った下肢機能訓練
岩田 章史
1
1島根医科大学附属病院理学療法部
pp.60
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103920
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1.初めに
足底が床と接している間,下肢はclosed kinetic chainの中で機能している.この場合,下肢の各関節は単独では作用せず,それぞれ他の関節の影響を相互に受けている.例えば膝関節の機能障害を有する場合には,足関節や股関節の機能についても考慮に入れて訓練を行なう必要がある.
こうした考えに基づき,当院では足部の安定性を確保しながら膝関節,股関節の安定性を獲得させる目的で,バネ付き板を使った下肢の機能訓練を行なっているので紹介する.
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