特集 訪問看護ステーションを核にした在宅ケアサービス総合化の試み
特集1
訪問看護ステーションを核とした在宅ケアの総合化
岩下 清子
1
1国際医療福祉総合研究所
pp.6-11
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902071
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サービスの橋渡しができるステーションへの変革
介護保険施行によって訪問看護ステーションの経営環境は大きく変わる.訪問看護ステーションの歴史は浅く,いまだ関係者の中に経営のノウハウが蓄積されておらず,かつ訪問看護とは何かについての国民の理解が定まっていない.この段階で大きな環境変化にみまわれるということは,関係者にとって極めて厳しいものがあろう.しかし,これを更なる飛躍のチャンスと捉えることもできなくはない.
ステーションは生き残るためにも,更なる飛躍のためにも,とにかく環境変化に適応し経営の変革を進めることが不可欠である.変革の方向のひとつは,訪問看護を通して様々なサービスへの橋渡しができるステーションとなることではなかろうか.
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