特集 老人保健事業第三次計画と老人訪問看護制度
[老人訪問看護制度]
老人訪問看護ステーションとは
小山 秀夫
1
1国立医療・病院管理研究所医療経済研究部
pp.822-826
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900583
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はじめに
老人保健法の一部改正案が平成3年9月27日に成立した。老人保健法は,昭和57年8月老人保健法が成立し,昭和58年2月から施行された制度で,その後,昭和61年12月に改正され,加入者按分率の引き上げ,老人保健施設の創設などが行われた。また,昭和62年度より保健事業の第二次5か年計画がスタートし,平成2年6月には,市町村および都道府県が老人保健福祉計画を定めるよう改正した。
老人保健制度は,広範な老人の健康問題に対応する総合的な制度である。それゆえ制度の改正は,直接間接に国民生活に影響を与えるとともに,21世紀の長寿社会の全体像を左右することになる。
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