特集 改正介護保険と訪問看護事業
「自発的包括ケア」によるステーション経営―訪問看護ステーションだからこそ見えること,できること
中里 貴江
1
1訪問看護ステーションきらくな家
pp.26-29
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100005
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きらくな家とは
訪問看護ステーションきらくな家は,2000年,自宅で生活したいと思っていても,病気になったり,身体が不自由なために自宅での生活がむずかしい方々を,心から応援したいと望む看護師が集まってできました。
さかのぼって14年ほど前,群馬県内のある病院で,訪問看護への思いを同じくするパートナーに出会ったことがそもそもの始まりです。私たちは病院の訪問看護を経験する中で,自分たちの考える,自分たち流の訪問看護がしたいと願い,それを実現するために病院を辞めてボランティアで活動し,たくさんの人に出会い,さまざまなことを肌身で感じながら,必要な看護実践をしてきました。その後,医療法人の傘下で6年間,訪問看護を実践し,介護保険制度のスタートと同時に独立することができました。このような経緯から,きらくな家の看護師は全員が10年以上の訪問看護経験を有しています。
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