特集 これからの在宅介護支援センター―介護保険の導入を視野に入れて
現場からの報告
サービス利用者の立場を誰が代弁するのか
田村 満子
1
1陵東館堺在宅サービス供給ステーション
pp.10-15
発行日 1998年1月15日
Published Date 1998/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901716
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私の勤務する在宅介護支援センター(以下,支援センターと略す)は,大阪府堺市にある.堺市は人口約80万人の中核市であり,平成9年12月1日現在,19か所の支援センターがある.その配置はゴールドプランでうたわれていた中学校区に1か所というバランスのとれたものとはいいがたい.
19か所の支援センターの設置形態は,特別養護老人ホーム併設が12か所,老人保健施設併設が4か所医療機関併設が1か所,ケアハウス併設が1か所,身体障害者施設が1か所という状況である.数が増加することで支援センターが地域で認知され,その担うべき役割を果たして実行できているのだろうか.大いに疑問の残るところである.
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