訪問看護婦のつぶやき
生活援助のさまざまな場面から
小林 伸子
1
,
井上 倫子
1
,
山本 正子
1
1目黒区福祉部東部保健福祉サービス事務所
pp.441-444
発行日 1997年6月15日
Published Date 1997/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901676
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
訪問看護にかかわって
訪問看護を始めて8か月,臨床・教育の経験と違った看護の方法,家族との関わり,福祉との提携など,新しい経験をしていろいろと考えさせられることも多かった.十何年か前の学生時代に既に,キュアからケアへ,看護の独自機能を活かして,病院から地域への継続看護の必要性,自立への援助,など聞かされていたが,今回じっくりこれらを考えている.臨床ではキュアに伴なう援助が中心で,教育では看護の理想と現場とのギャップの中で教えていたが,看護の基本とされている「生活への援助」がどういうことなのか,ケースへの訪問を通して模索していきたい.
また高齢化社会を踏まえて医療と福祉の連携が叫ばれているが,どの様な連携が本人や家族の為になるのか,ウェルフェアの本質も学んでいきたいと思っている.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.