特集 出生前診断と助産婦
[鼎談]さまざまな思いを抱える妊婦をいかに援助できるか
安藤 広子
1
,
有森 直子
2
,
田代 和子
3
1岩手県立大学看護学部
2聖路加看護大学
3虎の門病院産婦人科病棟
pp.369-375
発行日 1999年5月25日
Published Date 1999/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902162
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安藤 今日は,出生前診断に関し助産婦としてどのような役割があるのかを考えていきたいと思います。最初に自己紹介をかね,出生前診断とどのように関わっているのかをお話しいただきたいと思います。
田代 わたしの勤務する虎の門病院では,年間500件ほどの羊水穿刺が行なわれますが,そのうちの約9割が他の病院から紹介されてくる方です。羊水穿刺は外来ではなくて,病棟で週3日行なっていますから,多くの場合は穿刺の介助をすることが助産婦の関わりの始まりになります。
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