研究・報告
ホスピスにおける在宅ケアの現状とケアコーディネーションへの取り組み―再入院となった患者と家族へのアンケート調査を通して
寺下 幸子
1
,
高 万寿美
1
,
都井 真由美
1
1淀川キリスト教病院ホスピス
pp.123-127
発行日 1997年2月15日
Published Date 1997/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901611
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はじめに
ホスピスにおける在宅ケアとは,ターミナル期の患者が今まで生活してきた場で,出来る限りQOLの向上が図れるよう,患者・介護者を支援していくことである.スムーズに在宅ケアを導入するためには,入院中に患者の症状コントロールだけでなく,患者・介護者を支える環境の整備,精神面でのサポート,社会資源の活用など様々な面への配慮が必要となってくる.
今回ホスピス病棟から在宅へ移行となった患者・家族へ当院のサービスに関する現状把握のためにアンケート調査を行なったのでその結果を報告する.次にアンケートの結果に基づいて,在宅ケア計画用紙の作成と活用を試みたので,ここに報告する.
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