レポート こちら現場からお届けします!・第12回
在宅医療・介護連携支援センターがつなぐ地域密着の新型コロナ対策
長谷川 智美
1
,
森口 春美
1
1一般社団法人神戸市医師会長田区医療介護サポートセンター
pp.448-449
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201697
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在宅医療・介護連携支援センターって何?
読者の皆さんは、「在宅医療・介護連携支援センター」をご存じでしょうか? 神戸市では「医療介護サポートセンター」というように、市区町村によって名称には違いがあるかもしれません。ただ、役割は一緒で、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、在宅医療と介護を一体的に提供し、切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築を推進しています。地域の実情を把握、分析した上で、医療機関と介護事業所等の関係者との協働・連携を推進することを目的とした事業です。
神戸市は人口約152万人(2021年1月現在)。兵庫県の南部に位置し、9つの行政区(10区役所、1支所)から構成されている政令指定都市です。神戸市では、市と神戸市医師会と神戸在宅医療・介護推進財団の三者が一体となって医療介護サポートセンターを立ち上げ、2016〜2017年度の間に各区医師会等の10か所に設置(2021年4月からは各区医師会9か所に設置)、各センターにコーディネーター2名が配属されています。
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