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「地域社会と密着した教育ができるように」
吉田 幸江
1
1自治医科大学付属看護学校
pp.723
発行日 1984年12月25日
Published Date 1984/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908027
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自治医科大学は無医地区の解消をはじめ,国民が平等に医療を受けられるようにすることなどを目的に医師の養成をしているが,吉田先生はここで,看護婦の養成に携わっている.看護学校の教育目標は大学での医師の養成目標とは直接関係はないが‘地域社会に密着した視野の広い看護婦’になるための教育が行われている.
‘看護というのは人間的にも社会的にも成熟していなければなりませんが,今の学生は社会的な成熟度が未熟なため,社会性を身につけるため町の社会福祉協議会の協力のもとに,2年生の初めから訪問看護の実習に出るようにしています.学生が病棟にいる患者だけではなく,地域に出ていろいろな人たちに出会うことによって,世の中のことをもっと知っていけば看護の重さをさらに理解するようになるし,看護が外の人たちからも支えられているということがわかります’という.
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