--------------------
次号予告・編集後記
米沢
,
小池
pp.224
発行日 2021年3月15日
Published Date 2021/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201649
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
取材を通じて出会ったさまざまな訪問看護師さんたちの、この魅力は何なんだろうと考えていると、「多様性だ!」ということに行きつきました。いろんな看護師さんが家に来るのに、みんな同じ雰囲気だったら逆に怖い! よく「接遇向上」などと銘打った研修などもありますが、そのような枠にはめられたものではなく、その人自身が生き生き、のびのびと仕事をされている様子にこそ、人は癒されるだろうなと思います。以前、教育関連の本の著者陣での打ち合わせで心打たれたのは、「目の色が変わる瞬間が見たい」という言葉でした。育成は新任者だけでなく、その先にいる療養者さんの目の色をも変える可能性があると信じています。……米沢
今回の秋山正子さんの連載では、古屋聡先生が紹介されています。もう何年も前のことですが、古屋先生の診療に同行させていただいたことがあり、だからでしょうか、私の中の「地域医療」のイメージは古屋先生の姿とともにあります。忘れがたいのは、「患者へわかりやすい形で快適さ,心地よさを与えられる」という理由から、作業療法士・(管理)栄養士・歯科衛生士を「幸せをもたらす3職種」とおっしゃっていた話。この話に限らず、会話のところどころに、患者にとっての快/不快を大事にされているのが垣間見えました。これらの話は今、自分が企画を考えていくときの指針にもなっています。『家族の役割——最期の過ごし方』をご覧になっていない方はぜひ、と私からもお勧めです!……小池
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.