特別記事
地域包括支援センターで働く私が「銭湯」に見た可能性—ソーシャルキャピタルとしての「小杉湯」
藤澤 春菜
1
1社会福祉法人サンフレンズ
pp.122-127
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201625
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私は地域包括支援センターで保健師として働く傍ら、東京都杉並区にある老舗銭湯「小杉湯」にも看護師としての力を活かして関わっています。そこでは「小杉湯×医療」という小杉湯スタッフと医療関係者との交流や学び合いの場を開催したり、近隣住民向けのイベントのサポートをしながら来場者とコミュニケーションを取ったりしています。
このように書くと「なぜ銭湯で?」と疑問に思うかもしれません。しかしこれらを行う目的は、本業である地域包括支援センターの活動と重なるものです。本稿では、私が本業の枠を越えて「街の銭湯」に関わる理由をお伝えできたらと思います。
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