巻頭対談
「死なせる」議論より、ずっと手前の話をしよう—ACPにアドボカシーとエンパワメントを
佐々木 淳
1
,
川口 有美子
2,3
1医療法人社団悠翔会
2NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会
3有限会社ケアサポートモモ
pp.77-85
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201618
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昨年、京都市内のALS患者の女性に対する嘱託殺人の疑いで、2人の医師が逮捕されました。この事件では、女性本人が「安楽死を認めてほしい」と主張していたこともあり、社会からは「安楽死の法制化」を望む声も聞かれました。
しかし、論点は本当にそこなのでしょうか。それ以前に、もっと話しておくべきことがあるのではないでしょうか。
この事件を足掛かりにして、本人の意思、意思決定支援のあり方について、佐々木淳さんと川口有美子さんと考えてみようと思います。
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