連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・136
CCRCってなに?—秋田版CCRCの一角に暮らしの保健室
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.58-59
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201609
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アメリカ発祥の「Continuing Care Retirement Community」、略称「CCRC」。これは、リタイア後の高齢者が健康な段階で入居し、継続的なケアを受けながら終身暮らすことができる生活共同体のことを指します。計画的に「街づくり」された郊外の広大な地域に、数百人規模の高齢者が住むイメージです。そんな場所が、全米で2000か所にも増えているといいます。
一般的な高齢者施設と異なるのは、元気なうちからコミュニティに移り住む点。元気なうちから移り住むことによって、その地域共同体に新たな一員として加わることができます。そして、時間が経って医療や介護が必要となる段階が訪れても、そのころにはそこが「住み慣れた場所」となり、他地域にある施設へ移ることなく、適切なケアを受けながら暮らすことができるというわけです。
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