連載 「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・第10回
認知症の病型分類 ②
上野 秀樹
1
,
内田 直樹
2
1千葉大学医学部附属病院地域医療連携部
2医療法人すずらん会たろうクリニック
pp.60-64
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201610
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
前回から「認知症の病型分類」について解説しています。少し復習しておきましょう。認知症の状態にある人を前にしたとき、まずはそれが改善可能性のあるものかどうかの確認が必要です。そして、改善の可能性がないものであると判断された後に、認知症の病型分類、つまりその認知症の原因疾患が何であるのかを推測する。それが大きな流れであると説明しました。
その上で前回は原因疾患の解説として、「4大認知症」と呼ばれるものの中からレビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症の3つについてお伝えしました。今回は、残りの1つであるアルツハイマー型認知症について解説していきます。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.