巻頭/特別記事
「暮らしの保健室」の10年—6つの機能と求められる役割
神保 康子
1
,
秋山 正子
1
1暮らしの保健室
pp.1-7
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201811
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誰でも予約なしに無料で、健康や介護のこと、暮らしの中でのさまざまな困り事の相談ができる場として、2011年7月に誕生した「暮らしの保健室」。
よろず相談の窓口として、地域の医療と介護の連携拠点として始まりましたが、活動を積み重ねていく中では新たな役割も発見。地域住民が歓談するサロンのような役目、専門職が事例検討会や勉強会を行う学習の場のような役目なども果たしています。
開設から丸10年が経った今、暮らしの保健室という場の理解は深まり、共感の輪を広げ、全国各地に開設されるまでに至りました。「暮らしの保健室」の歩みを振り返り、その場が持つ機能や、どのような支援が可能なのかを、あらためて考えていきます。
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