特別記事
遺体に寄り添う、エンバーマーという仕事
安西 涼子
1,2
1株式会社公益社エンバーミングセンター
2ひだまりの会事務局
pp.902-905
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201566
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「公益社さんでエンバーミングをしてもらって本当によかったわ。母はがんでみるみる痩せてしまって、最後は自分の母じゃないみたいでつらかったけど、エンバーマーの方にふくよかにしてもらって生前の元気だった頃の母が帰ってきたって、うれしくてうれしくて」
葬儀社である弊社でエンバーミング処置を希望されたお客さまから、こうしたお言葉をいただくことは少なくありません。「エンバーマー」とは、エンバーミングという処置を行う人を指します。私は2010年に一般社団法人日本遺体衛生保全協会(以下、IFSA)註の認定エンバーマー資格を取得し、公益社に入社して以来、年間300例以上のエンバーミングを行っています。
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