実践報告
訪問リハビリテーションにおける目標指向的な自主練習の習慣化に向けた介入—目標設定にADOCを活用して
古谷 貴宏
1
,
齋藤 佑樹
2
1訪問看護ステーションきずな
2仙台青葉学院短期大学
pp.738-742
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201531
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緒言
高齢者の地域におけるリハビリテーションの課題として、訓練そのものが目的化し、機能訓練が漫然と実施されており、目標と期間を定めた計画に基づく適時・適切なリハビリテーションが提供されていないことが指摘されている1。そのため、個人の状態や希望等に基づく適切な目標設定、それに基づいたリハビリテーションの提供が重要とされている1。
また、訪問リハビリテーション(以下、訪問リハ)においては、その介入頻度は平均5.3±2.5回/月程度であり2、限られた介入頻度の中で目標を達成するためには、訪問リハスタッフの介入時のみならず、対象者本人が目標達成に向けた自主練習を行うことが重要である。
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