連載 ただいま訪問看護師のキャリアラダー開発中!・第1回【新連載】
脱「訪問看護職人」! そのためには「キャリアラダー」だ
遠藤 貴栄
1,2
,
長川 清子
1,3
1東京訪問看護ステーション協議会
2中野区医師会訪問看護ステーション
3北区医師会訪問看護ステーション
pp.984-988
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200597
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
東京訪問看護ステーション協議会(以下、協議会)では、今、あらゆる訪問看護ステーションで活用可能な、訪問看護師のキャリアラダー開発に取り組んでいます。「私たち訪問看護師は、訪問看護の質をどうやって評価すべきか。さらに、その質をいかに向上させていけばよいのか」。その問いへの解を見つけるべく、2015年に協議会のなかに「訪問看護の質向上の為の体系的教育プロジェクト」を設置しました。プロジェクトのメンバーは、公募で募った現役の訪問看護師が中心です。訪問看護師経験年数、所属、所属での役職などもさまざまです(プロジェクト発足の詳細は、2016年8月号特別記事『訪問看護師のキャリアラダーの構築をめざして』をご覧ください)。
さて、本連載では、現在進行中のこのプロジェクトを紹介しながら、メンバー間で悩み、議論になった部分を共有したいと思っています。そのなかには、「訪問看護師ってこういう職種だったのか!」という再発見もあり、じつに学びにあふれています。そんな第1回は、「訪問看護師のキャリア発達段階」とその開発過程について紹介します。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.