特別記事
介護事業所のスタッフがいきいき働くことをめざして—ワークショップを取り入れた対話の場づくり
岡山 ミサ子
1,2
1ホスピーグループ腎透析事業部看護部
2新生楽舎3事業所
pp.646-651
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200515
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私は現在、名古屋市にあるホスピーグループ腎透析事業部看護部の統括看護部長として、腎・透析合併症治療と亜急性期治療を担う新生会第一病院、維持透析施設である十全クリニック・東海クリニック・東海知多クリニック・金山クリニック・鳴海クリニック・平針記念クリニック・新生会附属診療所の8施設の看護師の育成、マネジメントを担当しています。それに加え2015年11月より、介護サービス事業所の訪問看護ステーションサルビア、新生楽舎デイサービスセンター、ホスピー居宅介護支援事業所の3施設の相談役として、スタッフの育成・支援を行なっています。
当看護部では9年前から外部講師を招き、院内研修に「ワークショップ*1」「ファシリテーション*2」の研修を取り入れ、中堅看護師・主任・看護師長たちが対話の場づくりを実践できるようにしています。私自身も本格的に学び、実践したいという思いから、2015年青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムを修了し、現在ワークショップデザイナーとしての活動を始めています。ワークショップでは、参加者が主体となって学び、身体を動かし、交流することで笑いが生まれ、自由な雰囲気のなかで、気づきや新たな発想が生まれます。そのためには、ファシリテーターによる参加者の相互作用が円滑になる対話の場づくりが重要です。
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