特集 在宅ケアの質を高めるICT
ICTを地域のインフラにするのは「看護師」―ゆとりある在宅療養を叶えるツールとして
光城 元博
1,2
1株式会社日立メディコ メディカルITマーケティング本部
2一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)地域医療システム委員会医療介護連携ワーキンググループ
pp.282-286
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102763
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わたしは現在、株式会社日立メディコで電子カルテや地域医療連携システムの製品企画に携わるかたわら、一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(以下、JAHIS)の地域医療システム委員会医療介護連携ワーキンググループ(以下、WG)のリーダーとして、在宅医療・介護連携におけるICT(Information and Communication Technology、情報通信技術)の標準化事業に取り組んでいます。2012(平成24)年度には厚生労働特別研究(以下、厚労特研)「在宅医療介護連携を進めるための情報共有とICT活用」(研究代表者:武林亨 慶應義塾大学医学部公衆衛生学教授)に研究協力者として参画し、在宅現場に携わる専門職の方々とともに、地域におけるICT環境を整えるべく調査・研究に取り組んできました。
本稿では、わたしが在宅医療・介護に関わるようになった経緯を紹介するとともに、今後の在宅現場におけるICTの展望について述べたいと思います。
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