特集 在宅だからICF(国際生活機能分類)!―「生活を支える」を具現化する
その人にとっての“健康”を「支える医療」のためのICF
野中 博
1,2
1東京都医師会
2野中医院
pp.102-105
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102715
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人間は科学の進歩により多くの技術、いわゆる文明を手にすることができた。これらの文明を、どのように活用するかが「文化」であり、真の文化は社会を構成する1人ひとりの人間性を深め、生活を豊かにするはずである。すなわち、医学の社会的適応である「医療」はまさに文化であり、超高齢社会・多死時代を迎えた今、そのあり方そのものが問われている。
医療の役割はさまざまあるが、患者がそれを受ける場所から分類すれば「外来医療」「入院医療」、そして「在宅医療」がある。これからの時代には、各々の「医療」にそのあり方の変革が求められている。なかでも、病気や障害を抱えながら住み慣れた自宅で生活しながら医療を受ける「在宅医療」の変革と充実が求められている。
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