特別記事
「協会」「大学」「ステーション」で協働する千葉県の地域連携型人材育成の試み―自律した訪問看護師を現場で育てる!「新卒訪問看護師教育プログラム」の開発
長江 弘子
1
,
吉本 照子
1
,
辻村 真由子
1
,
松永 敏子
2
,
山木 まさ
2
,
星野 惠美子
2
,
澤田 いつ子
3
,
虻川 良子
3
,
保坂 和子
3
,
鈴木 朋子
3
,
権平 くみ子
4
1千葉大学大学院看護学研究科
2千葉県看護協会
3千葉県看護協会事業第一課
4看護協会ちば訪問看護ステーション
pp.803-808
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102301
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地域医療再生計画に位置づけられた「在宅医療の充実」
千葉県では、高度・専門医療機関や連携病院(後方支援・2次救急など)の機能強化、医療人材の育成等を図るため、3次医療圏(県全体)を対象とした「地域医療再生計画」を策定した。さらに国からの「地域医療再生臨時特例交付金」を活用し、同計画に掲げる事業を2012(平成24)年度から開始した。
この事業では、高齢者をはじめとする「すべての県民が今まで以上の医療を受けられるような社会」、県民自身が望む場所で医療や介護サービスを選択することを可能とする、「すべての県民が健康に老い、充実した人生を送って天寿をまっとうできる社会」の実現を大目標として、以下の5本の柱をテーマに具体的な目標が設定されている*1。
❶医療人材(医師、看護師)の確保・育成
❷在宅医療の充実
❸救急医療の整備促進
❹高齢化に伴い増加する疾病や医療需要への対策強化
❺高齢社会に向けた健康教育
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