特集 吸引・胃ろう等をどう行なうか これからの“医療的ケア”【実践編】
こうして決まった「改正法」―「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」で話し合われたこと
石川 れい子
pp.795-801
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102299
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
本年4月から、「社会福祉士及び介護福祉士法」の一部改正(以下、改正法)により、一定の条件下において介護職員等による喀痰吸引や経管栄養の実施が可能になった。この法改正に先立ち、厚生労働省は「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」(以下、検討会)を開催し、2010年7月から翌年7月までの1年間にわたり、関係有識者を集めて計9回の検討を行なった(表1)。本稿では、これを傍聴した経験から、また現在もウェブで公開されている議事録*1より、論点となったポイントを紹介する。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.