書評
『わたしがもういちど看護師長をするなら』
角田 直枝
1
1茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター
pp.238
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102143
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この本のタイトルを見たら、世の看護部長はきっと飛びつくに違いない。実際、福岡県での第16回日本看護サミット2011の会場では、あっという間に100冊が売り切れてしまったと聞く。
たしかに、看護部長たちと話すと、「師長のときが、いちばん楽しかった」とか、「もう一度師長をしたら、こんなことがしたい」という言葉をよく耳にする。私自身も、現在は看護局長という立場にもかかわらず、看護師長から相談を受けたときや病棟の課題を発見したときに、自分がその病棟の師長をやりたいと思う瞬間がある。だから、この本は看護部長には自分の部下に薦めたいと、非常に共感を呼ぶのであろう。
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