調査報告
在宅療養者にとって最適なサービス提供につながる連携へ―訪問看護に対するケアマネジャーの意識調査
水野 伊津子
1
,
草場 美千子
1
,
廣田 とき子
1
1社団法人神奈川県看護協会
pp.585-589
発行日 2011年7月15日
Published Date 2011/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101929
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神奈川県看護協会では、神奈川県より委託を受け、訪問看護推進に係る実態調査を実施している。平成21年度は、「ケアマネジャーの訪問看護サービスに対する意識調査―訪問看護サービス導入を選択判断する際の要素について」を実施した。その結果、ケアマネジャーと訪問看護師が連携をとるうえで必要な要素である「医療についての情報提供」や「会話の中での専門用語」は、ケアマネジャーとしての経験年数や基礎資格により差があることがわかり、ケアマネジャーは「訪問看護ステーションの体制整備」や「質の高いサービスの提供」「ケアマネジャーへの教育支援」についても望んでいることがわかった。ケアマネジャーが望む連携の在り方を知ることは、在宅療養者にとって最適なサービス提供、すなわちそれぞれの専門性を生かし統合されたケアの実現につながる。
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