連載 介護における誤嚥事故の裁判例を読む・4
救急措置
西田 幸典
1
,
和泉澤 千恵
2
,
平林 勝政
3
1横浜創英短期大学
2國學院大學大学院
3國學院大學法科大学院
pp.60-63
発行日 2011年1月15日
Published Date 2011/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101774
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これまでの連載では、誤嚥事故のうち、食事内容の決定(本誌Vol.15 No.11)・食事介助の方法(本誌Vol.15 No.12)について論じてきた。今回は、誤嚥が発生した場合の救急措置、とりわけ介護職に対して求められる救急措置に焦点をあてて検討を行なう。
これまでの誤嚥が生じた場合の救急措置に関する責任が問われた裁判例では、その舞台の多くが病院であったことから、医療職(医師や看護師)あるいは病院の開設者に対して、その過失の有無が争われてきた。
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