特集 多様なニーズに応える訪問看護
訪問看護が秘める可能性―これからのステーションの選択肢
萩原 正子
1
1日本訪問看護振興財団
pp.286-288
発行日 2010年4月15日
Published Date 2010/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101580
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在宅療養推進という社会のニーズに対応するなかで訪問看護ステーションが担う役割は大きい。ここ数年ステーション数は伸び悩み,訪問看護師も慢性的に不足しているが,それでも訪問看護師はひたむきに訪問看護の実践に取り組んでいる。
訪問看護ステーションに関する調査研究1,2)で,管理者の教育や人材育成への取り組みが職員の定着を促進することが明白になった。また,安定した経営のもと労働環境もよく,職員の定着率がよいことが大規模ステーションのメリットとして示されている。これらに基づきステーションの規模の拡大や,人材育成の教育体制の整備などがすすめば,現状の好転は可能である。
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