連載 100歳までの道のり・7
6回の連載を終えたその後のこと
城 美奈子
1
1北海道医療大学認定看護師研修センター/皮膚・排泄ケア分野
pp.696-699
発行日 2009年8月15日
Published Date 2009/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101407
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3月号で6回連載を終えたのですが,母にとってはこれからの生活こそが正念場,老いの苦しみが迫りくるほんとうの試練と思われ,続編を書くことにしました。
私の母は,“他人の世話にはできる限りならない”を信条として生活してきました。ですが97歳になった現在,肩と胸が平板に感じられるようになり,肩関節の動きもままならなくなって,肩関節の拘縮が強まっているようです。うがいのためにコップの水を口に入れるとき,肘上げが制限され,動作が伴いかねています。食事のときの箸やスプーン使いも同じです。自分で食することを勧めながらも,かなりの部分が介助になってきています。
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