特集 認定看護師教育課程[訪問看護]のすべて
認定看護師教育課程での学びとその後の歩み
アセスメント能力の大切さを痛感
三原 由美子
1
1株式会社コスモスライフシーエルポート世田谷
pp.570-571
発行日 2009年7月15日
Published Date 2009/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101372
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受講の動機
一昨年の紅葉のたよりが聞かれる頃,ステーションに聖路加看護大学からの封書が届いた。「認定看護師教育課程開講のご案内」と書かれた募集要項の,9か月にもおよぶ受講スケジュールと高額な授業料だけが目に入り,詳細は見ないまま机の資料の山に重ねた。
訪問看護師として通算10年目を迎え,日常業務は特別に困ることなくできている。管理者としても何とか現場はまわっている。でも一方で足りない何かを求めている自分もいた。一つは,十分に発揮できていない訪問看護師のケアマネジメント機能。ケアマネジャーにすべて任せているためか,それとも訪問看護師の役割認識が低いためか,在宅の現場で常に不十分さを感じていた。また,現在勤務する営利法人の本業は全く医療とは関連がない。その企業にある訪問看護ステーションの役割機能が,医療職でない上司にどこまで理解されているのか,また理解できるように働きかけができているか,自問自答させられる出来事が続いていた。
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