学会印象記 第28回日本理学療法士学会
国際性と専門性の意味の深さを痛感
岡西 哲夫
1
1藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校
pp.570-571
発行日 1993年8月15日
Published Date 1993/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103812
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第28回日本理学療法学会は神奈川県理学療法士会担当で,5月20日,5月21日の2日間にわたって横浜港に新しく開発された港みらい21地区にある「パシフィコ横浜」で開催された.今回は学会に合わせて世界理学療法連盟(WCPT)理事会が我が国で初めて開催されたこともあり,港の見えるゆったりとした会場は終始,国際感覚豊かで和やかな雰囲気にあふれていた.学会のテーマも「国際的視野に立った理学療法」であり,学会長田口順子先生は基調講演で,これから日本の理学療法士は日本という枠を越え,国際的視野に立って行動し他の国の理学療法士とともに学び地球的規模で技術を提供していく時代に入ったと,その精神的開港を横浜学会を契機として開きたいと述べられた.この言葉は前日のレセプションの場での,奈良協会長から,WCPT学会が1999年日本で開催されることが決まったという報告と重なってとても印象的であった.
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