特集 地域にもっと訪問リハを!
介護報酬改定で広がる訪問リハビリテーションの可能性―訪問リハビリステーションの制度化へ向けて
伊藤 隆夫
1,2
1初台リハビリテーション病院
2全国訪問リハビリテーション研究会
pp.468-473
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101345
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介護報酬改定を追い風として
●複雑な報酬制度
今回の介護報酬改定は私たち訪問リハビリテーションを行なってきた側からみると,コツコツやってきたことが初めて「認められた」という感じがしました。非常によかったと思います。
これまで社会資源としても非常に乏しいサービスの代表が訪問リハビリテーション(以下,訪問リハ)で,なかなか増えていかなかった。その根本的な原因は,セラピストたちの病院志向が強く,なかなか地域に出てこなかったことが一つにはあります。しかし,介護保険サービスが開始された頃から徐々に増え始めました。訪問リハの重要性が少しずつセラピストたち自身にもわかってきたし,受け入れる地域側にも訪問リハの有効性が認識され始めてきたわけです。
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