特集 地域にもっと訪問リハを!
在宅で摂食・嚥下障害をケアするための必須知識―「嚥下障害患者を診る目」を養う
神田 亨
1
1静岡がんセンターリハビリテーション科
pp.474-480
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101346
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はじめに
近年,在宅における摂食・嚥下リハビリテーション(以下,嚥下リハ)は,医療のみならず,介護の分野でも注目されている。しかし,嚥下リハはその特性上多職種による密な連携体制を必要とするが,その連携はまだ十分とはいえず,体制づくりが急務とされている1,2)。
本稿では,単なる嚥下訓練の内容紹介だけではなく,訪問介護・看護者がどのレベルの障害ならば在宅において介入が可能なのか,またはどのレベルならば専門家に任せるべきなのか,という「嚥下障害患者を診る目」を養い,将来の在宅嚥下リハの多職種連携体制づくりに必要な知識の普及と共有に役立つことを目的として述べていく。
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