特集 在宅ケア新時代
[座談会]在宅ケア新時代
伊藤 雅治
1,2
,
杉山 孝博
3
,
矢野 聡
4
,
岩﨑 榮
5
Masaharu ITO
1,2
,
Takahiro SUGIYAMA
3
,
Satoshi YANO
4
,
Sakai IWASAKI
5
1厚生省健康政策局計画課
2厚生省健康政策局前老人保健課
3川崎幸病院地域保健部
4東京海上メディカルサービス(株)
5日本医科大学医療管理学
pp.910-917
発行日 1992年10月1日
Published Date 1992/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900206
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岩﨑 本日のテーマは「在宅ケア新時代」ということで,これは本号の特集テーマでもあります.何が新時代かということについてはこのお話し合いのなかで追々出てくるでしょうが,在宅福祉拡張を支える5つのメニュー,すなわち,ホームヘルパーの育成,ショートステイ,デイ・サービスセンターの拡充,在宅介護支援センターの設置,そして,いよいよこの4月1日から訪問看護ステーションがスタートして5本柱がそろいました.
そうは言うものの,これらがほんとに地域のなかで定着をしていかなければ意味がないわけで,地域におけるチーム医療と,そのなかに住民も巻き込んでいくといったようなごとが大変重要になってくるだろうと思います.メニューがそろったところで,逆にいろいろな課題が明確になってくるのは,これからだろうと考えるわけです.
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