研究
酒害家族への援助のあり方について[2]—特に妻への関わりを通して
安川 眞紀子
1
,
北山 秋雄
2
,
安住 矩子
3
1北海道帯広保健所
2国立公衆衛生院公衆衛生看護学部
3厚生省看護研修研究センター
pp.387-395
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900693
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本研究は,酒害家族への援助のあり方を考えるため,実際に夫の飲酒問題で保健所の相談に訪れた妻の事例分析を試みた。事例の概要から分析結果は前号(本誌4月号)で述べた。分析の結果,妻個人の理解から酒害家族全体の姿をまとめて捉えようと試み,さらに保健所で行った家族交流会について,誕生から1年の生成段階において個々の事例の変化や力動を考え,グループ活用の意義と保健婦の役割,さらに酒害家族への保健所の現場における保健婦の援助の方向性を考察する。
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