連載 診療所日誌・12【最終回】
いのちを抱きしめる
小笠原 望
1
1大野内科
pp.1082-1083
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100258
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秋の四万十川をカヌーで下った。慣れないぼくは,ひっくり返らないようにすることだけで頭がいっぱいで,相変わらずの過緊張。そのうちに川を囲む山々の緑が目に優しく映り,疲れてカヌーを漕ぐ手を休める。四万十川の水に両手を浸すと,ちょうどの冷たさが心地よかった。水面から見る景色が新鮮だ。蛇行する川に沿って,右へ左へ。
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