研究報告
時間外電話相談充実のための効果的な対応方法の検討―K訪問看護ステーションにおける時間外電話相談の実態から考える
大須賀 惠子
1
,
河崎 文美
2
,
水野 多喜子
3
,
菅沼 徳子
3
,
太田 靖子
3
,
岩村 さより
3
,
渡邊 美穂
3
,
藤原 紀代
3
,
古賀 智美
3
,
多賀 恵美
3
,
大澤 功
1
,
押田 芳治
4
1愛知学院大学心身科学部健康科学科
2トヨタ記念病院
3加茂訪問看護ステーション
4名古屋大学総合保健体育科学センター
pp.659-665
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100188
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緒言
訪問看護ステーションは制度化から12年が経過した。山崎摩耶は訪問看護の現状について,「訪問看護が国民に浸透しつつある一方,開設の伸び悩み,人材確保困難,在宅での医療ニーズに十分対応しにくい制度上の問題など,多くの課題を抱えている」1)と述べている。
訪問看護統計調査によると,1999(平成11)年に,24時間連絡体制加算届出を行なっている事業所数は全国の訪問看護ステーション総数3570施設のうち1943施設(54.4%)2)であったが,2000(平成12)年には緊急時訪問看護加算届出のあった事業所数は4730施設中3349施設(70.8%)3),平成13年4825施設中3547施設(73.5%)4),平成14年には4991施設中3752施設(75.2%)5)と,介護保険法の施行を契機に約2倍となっている。
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