連載 人工呼吸器とともに生きる・4
濱中正行さんの場合(中編)
小林 明子
1
1福井県立大学看護福祉学部社会福祉学科
pp.342-348
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100129
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濱中さんの生き方を実現する在宅サービス利用上の目標
前回は,ALS患者である濱中正行さんの発病以降の経過と療養生活について紹介しました(表1)。濱中さんの手記では,ALSを発病し,特に人工呼吸器を装着して生きることになってからのさまざまな体験と葛藤の中で,自分の生き方を模索してきた過程が述べられていました。
濱中さんが目標とした外部からのケア提供者による態勢作りの視点は,次のようなものでした。
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