連載 人工呼吸器とともに生きる・5
濱中正行さんの場合(後編)
小林 明子
1
1福井県立大学看護福祉学部社会福祉学科
pp.414-419
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100145
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ケア態勢作りを支えた要因
前編,中編では濱中さんの手記を中心に,医療・福祉関係者と共に築いたケア態勢について説明してきました。
前回までに紹介したように,濱中さんは,病気がちな両親や働いている妻の介護負担を最小限にとどめようと,家族以外のケア提供者を積極的に導入することを強く要望してきました。また,周囲のケア提供者たちが,常に濱中さんの主張に真摯に耳を傾け,それを実現させるために,精一杯の努力を惜しみませんでした。そのための関係者のチームワークもすばらしいものでした。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.