連載 品質管理手法に学ぶ看護管理・3
QC手法の利点と危険性
鷹井 清吉
1
1看護アセスメント研究会
pp.409-415
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902219
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はじめに
病院管理や経営方策の理念として,ホスピタル・アイデンティティの概念が,最近注目を集めていると聞く.病院運営の3本の柱,人・物・情報について,あるべき形態を示唆しているその理念は,組織づくりと物の流通に関連したシステム理論を基盤に,円滑で効果的な病院運営を目ざしたものだそうだ.
この理念の導入による活用の実際として,滅菌材料室運営のそれまでの滅菌医療材料や衛生材料やディスポーザブル製品の供給のほかに,給食,薬剤などを一元管理において集中管理ユニットで供給する方法などが包括されている.これらの供給システムは,病棟各科からのコンピュータによるオーダリング・システムを採用し,さまざまな医療情報をも提供するというのである.
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