特集 人材開発と管理職研修
人材開発としてのQC活動
波田 宗紀
1
1社団法人益田市美濃郡医師会立益田地域医療センター医師会病院
pp.682-685
発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903338
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益田地域医療センター医師会病院は高度専門医療サービスの提供,益田圏域の無医地区解消のため,へき地中核病院の承認を受けてのへき地医療サービスの充実,高齢化に対応すべく老人デイケア施設の整備,市内の小・中・高校の健診から一般健診・人間ドックに対する保健予防体制・システムの整備を図って保健予防,診療,リハビリテーションの三位一体の一貫した地域医療サービスを提供することを念願し,「新たな時代に対応した益田地域独自の医療サービス体制を創造したい」と社団法人益田市美濃郡医師会の地域医療に対する情熱によって昭和61年5月1日に開設された.
しかし,開設当初の様々な体制不備が尾を引き,各部署に多くの問題点がありながら問題を避けて通ったり,問題を問題と感じなくなっている状態であった.したがって経営状態も好転の兆しが全くうかがえず先行き不安が増すばかりとなり,問題解決で一番簡単な「人のせい」にする風潮が増してきた.
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