看護管理 実践報告
看護業務改善の「戦略」に向けて―注射指示箋変更の取り組みから
竹内 孝子
1
,
志渡沢 加代子
1
,
近藤 利美
1
,
難波 啓子
1
1前・岡山労災病院
pp.390-395
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902216
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はじめに
患者に密着し,24時間ベッドサイドで看護している看護婦には,狭間業務を含めた業務が非常に多い.この狭間業務の多い看護業務を,いかに私たちの手で整理していくかは,大きな課題である.
しかし,この狭間業務整理は,他部署の協力なしでは解決できない.しかも,他部門において,従来の業務に新たに追加になるようなことに対しては,拒否反応を引き起こすことは否めない.また,このような状況になったとき,1人ひとりが一生懸命に働くことによって理解されるだろうという考え方では,いつまでたっても解決は図れない.業務整理を行なう際には,その戦略が重要である.
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