特集 ある看護チームの挑戦―『脳治療革命の朝』の現場から
看護の質向上をめざした看護組織の変遷
縣 美恵子
1
1日本大学医学部附属板橋病院救命救急センター
pp.615-618
発行日 2000年8月10日
Published Date 2000/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901990
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はじめに
当救命救急センターは1991(平成3)年,病床数20床,看護婦数40名で開設し,現在は集中治療室27床,後方病床21床で,看護職員数100名となっている。開設時から,患者中心の医療をめざして,医師・看護婦・臨床薬剤師・臨床工学技士.放射線技師からなる24時間体制のチーム医療を展開してきた。その中で,私たちは看護婦に期待されている役割と責任について検討を重ね,質の高い看護を提供する看護組織づくりのために,試行錯誤しながら改革を行なってきた。しかし,その経過は決してスムーズなものではなかった。今回はローテーション制と固定制の大きく2つに分けてその変遷を述べる。
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